芸術家に愛されたモンマルトル地区は、パリの北側に位置しています。小高いモンマルトルの丘からの眺望は素晴らしく、パリの市街地を一望できます。その丘の頂に建つのが標高130mのサクレクール寺院(Basilique du Sacre-Coeur)です。比較的新しく1919年に建造されたロマネスク様式、ビザンティン様式のカトリックのバジリカ大聖堂、モンマルトルの象徴的存在であり、名前には「聖なる御心」という意味がこめられています。

モンマルトル サクレクール寺院からの眺め
登りはケーブルカーでラクラク
222段もの階段がありますが、かなり急な坂道を上るのは結構大変なのでケーブルカーに乗りました。1分30秒で到着です。
地下鉄駅アンヴェール(Anvers)から歩いてきたのですが、パリの北側ということもあって、この辺はスリが多く、昔一人で行ってジタン(ジプシー)の子供たちに囲まれて怖い思いをしたので、足が遠のいていましたが、昨年再訪しました。今回はあまり危険を感じませんでした。治安は以前よりはよくなっているようです。ただし油断は禁物で、今はミサンガ売りがいるようです。特に夜はライトアップされていますが、注意が必要かもしれません。

モンマルトル サクレクール寺院横のケーブルカー
白亜のビザンティン様式大聖堂
1871年普仏戦争での敗退と翌年のパリ コミューンで犠牲となった3万人の犠牲者を慰霊するため、1875年から建設が計画され、40年の年月を経て完成した寺院。一般に開放されたのは第一次世界大戦後の1919年だったため、フランスの市民からはドイツへの勝利の象徴としてとらえられることもありました。
寺院にある巨大な鐘はサヴォア地方から寄贈され、重さが18トンもありフランスで最も大きく美しい鐘とされています。当時蒸気機関車でパリ近くまで運ばれた後、特別に強化された馬車でモンマルトルの丘まで時間をかけて運搬されました。
パリでは珍しいビザンチン様式を踏襲した3つの真っ白な白いドームが特徴で、カルシウムを多く含むトラバーチンという石材で、雨に濡れると白さが増す自浄作用のある石のおかげで白さを保っています。このドームには螺旋階段(234段)を上ると展望台がありますが、この日は残念ながら展望台はクローズでした。
この階段の下に、全身を銅像のようにペイントして銅像になりきった大道芸人やパフォーマーを見かけました。

モンマルトル サクレクール寺院
内部は丸天井のモザイク画は475㎡ 世界最大級でキリストの受難と聖母マリアを題材に描かれています。

モンマルトル サクレクール寺院内部
帰りは有名な222段の階段を写真を撮りながら降りました。よく映画に出てくるところです。

モンマルトル サクレクール寺院横の階段
まとめ
晴天の青い空と白い寺院とのコントラストが美しく、丘から見たパリの街も感動的でした。ケーブルカーのおかげで疲れずに済んだ点もよかった。今度はモンマルトルの周辺の散策と夜のライトアップを見てみたいと思います。
高台にある大聖堂という点ではリヨンの世界遺産ノートルダム大聖堂とも少し似ています。
モンマルトルを舞台にサクレクール寺院が出てくる映画
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