フランス第3の都市, 世界遺産の街リヨン, 8つの観光名所

リヨン Lyon

ローマ帝国の時代から2000年以上の歴史を持つ都市リヨン。中世から絹の街として栄えてきた商業都市でもあります。歴史的な建築物や美食の首都とも呼ばれています。

パリからTGVで2時間、フランス南東部のローヌ=アルプ地方に位置し、2つの大きな川ローヌ川とソーヌ川の合流点に位置した街です。最近マルセイユに2番目を譲ってフランス第3の都市になりました。フランス料理の巨匠であるポール・ボキューズはリヨン出身です。

中世の雰囲気を感じる旧市街を散策

ソーヌ川沿いの旧市街(ヴュー リヨン、Vieux Lyon)からクロワ ルースにかけてのあたり一帯は歴史地区として世界遺産に登録されており、15~17世紀当時の中世の街並みが大切に保存されています。

建物に挟まれた小さな石畳の道には伝統的料理のレストラン「ブション」やお土産屋さんがたくさん。観光客でにぎわっていました。中世の雰囲気を感じながらぶらぶらすることができます。

旧市街には、建物の中や中庭、階段などを通り抜けるように続くリヨン名物の抜け道トラブールらしいものも至る所にありました。

高台にあるフルヴィエール ノートルダム大聖堂

1872年に建設された歴史あるノートルダム大聖堂、世界遺産に登録されています。ケーブルカーに乗って旧市街からフルヴエールの丘に登ることができます。この丘には、かつてローマ人の最初の居留地があったとされています。

リヨン市の高台にあり、リヨン市内全体を見渡せる展望台があり絶景ポイントです。大聖堂いには美しいステンドグラスや彫刻で装飾されていて、とても美しく、美しい眺めと共に息を飲みます。

お天気が良い日は遠くにアルプス山脈、モンブランが見えました。高台にあるのでリヨン市内どこからも大聖堂を見ることができ、リヨンのシンボルの一つになっています。
ちなみに降りるときは景色を眺めながら階段で降りました。

リヨン リヨン

サンジャン大聖堂

サン ジャン バチスト大聖堂(Cathédrale Saint-Jean Baptiste)はリヨン旧市街の中心部にある壮大な建造物。12~15世紀にかけて、およそ3世紀に渡る建設により建てられた大聖堂。ロマネスク様式とゴシック様式が混ざった様式になっています。1600年にアンリ4世が結婚式を行ったこともあるという歴史ある教会です。正面のバラ窓が美しい。

サンジャン大聖堂

テロー広場にあるリヨン美術館

リヨン美術館は17 世紀の旧ベネディクト会サンピエール王立修道院(良家の子女の修道院)だった建物で、テロ―広場にあります。フランス革命後に美術館として開館。1990年から1998年にかけて大規模な修復工事が行われました。

リヨン美術館内では、古代エジプト、ギリシャからローマにいたるまでの遺跡から、中世の画家の絵画、世界各国あらゆる分野の収蔵品美術から現代美術まで 70 室のアートコレクションを見ることができます。

ピカソ、モネ、ドガ、ポール ゴーギャンやオーギュスト ロダンなど世界的に有名な画家の作品が数多く展示されていて、フランスではルーブルに次ぐ規模です。混雑がなく、ゆっくり観賞できるのが嬉しい美術館。

リヨン美術館 リヨン美術館ロダン

テロ―広場には17世紀に建てられた美しいバロック様式の、市の象徴とも言える壮麗なリヨン市庁舎もあり、リヨン美術館とともにテロー広場にあるスポット。また1888年に完成した有名なバルトルディ噴水もあります。バルトルディ噴水の中心にいる女性はフランスを、その周りに設置されている馬は4つの川を意味しています。

バルトルディ噴水

ルイ14世の騎馬像があるベルクール広場

広大な広場の中央にルイ14世の騎馬像があり、リヨンのシンボルマークとなっています。市民の憩いの場になっており、ヨーロッパで最大級の歩行者広場と言われています。

休日にはさまざまなイベントやフェスティバルが開催されることもあるようです。残念ながら今回はルイ14世の騎馬像が修復工事中で見られませんでした。

ベルクール広場の端にこっそり建っていてるのが星の王子さまとサンテグジュペリの像。サンテグジュペリはリヨン出身の有名な作家、パイロットです。星の王子さまのお土産品が市内いたるところで売っていました。

郷土料理ビストロ「ブション」でランチ

日本人にはやや量が多すぎるくらい、伝統の郷土料理を、ボリューミーでリーズナブルな価格で食べられる大衆ビストロ。Les Bouchons Lyonnaisというアソシエーションの認証をうけているレストランは黄色いプレートの公認のマークがついています。小さなお店はどこも満席。ブレス鶏のホワイトソースにローヌの赤ワインを合わせていただきました。美味しかった。

ブション ブション

ポールボキューズ市場(リヨン中央市場)

ポールボキューズ市場(Les Halles de Lyon Paul Bocuse)、リヨン出身のフランス料理の巨匠、毎年ミシュランの3つ星を獲得したポール・ボキューズの名をつけた屋内常設市場です。

観光客やリヨン市民にも親しまれている市場で、リヨン市民の台所としてやや高級な名店が集まっています。お土産や新鮮な食材を求める地元の人々が訪れます。肉や新鮮な魚介類、チーズ、果物、野菜、美味しそうなスイーツはパンなど、フランス各地から集まった新鮮な食材が並びます。

フードコートになっていてテイクアウトしたり中にはレストランもあり、その場で新鮮な食材を使ったランチも食べることができます。建物も壁面にボキューズシェフの壁画がありました。

マルシェ サンタントワーヌ・セレスタンを見学

ソーヌ川沿いの週末だけ開催している食材の市場で、リヨン市民が食材を買いに来ます。私は乾燥モリ―ユ(フランスのキノコ)を購入し、日本に持ち帰りました。滞在が土日になる場合は是非立ち寄りたいマルシェ。

 

まとめ

全体的にパリに比べて混雑していなく、ゆったりと落ち着いて観光ができました。特にリヨン美術館はパリのルーブルが物凄い混雑だったので、とても得した気分でした。お勧めです。

観光名所もあり、自然もあり、食べるものも美味しく、お店がたくさんありショッピングも楽しむことができます。
今回は2泊3日で行きましたが、もう少し長くても楽しめたかなあと、また次回の訪問を考えています。

おまけ 下記はちょっと面白いなあと思ったガダーニュ美術館のマリオネット博物館

マリオネット博物館

 

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