日本で人気のガレット(Galette)の紹介です。おしゃれなカフェやレストランで見かける料理です。
フランス料理にそば?
フランスの北西部ブルターニュ地方は雨が多く、日照時間が短く土地が痩せていることから、小麦粉の生育に不向きな土壌のため、中国原産のそば粉の生産を始めました。中世に十字軍によって伝えられ、その後は貧しい農民や労働者の主食でした。そばは日本独特の作物ではなく、意外とグローバルな作物です。
そば粉でつくるクレープを「ガレット」と呼び、後に小麦粉で作るクレープのもとになったブルターニュ地方の郷土料理です。ガレットとクレープの違いは記事の素材でそば粉がガレット、小麦粉がクレープです。
クレープはバターやお砂糖を入れ、クリームやアイスなど甘いトッピングで一般的にはデザートにすることが多い料理です。ガレットはお好みの具をのせて食事としていただきます。
そば粉、水、塩を混ぜた生地を丸い鉄板に薄くのばして焼き、ハムやチーズ、卵などをのせて折りたたんでお皿にのせます。ブルターニュ地方ではカフェの数よりクレープリー(クレープ料理店)の方が多いと言われ、親しまれています。
上手く焼くのは意外と難しい
川上文代先生のお料理教室でガレットを習ったものの、なかなか上手く焼けずにいます。コツは生地を薄く焼くことです。まだまだ修行が続きます。
もたもたしているうちにあっという間に火が通ってしまいます。
専用の丸い鉄板をコンロの上にのせるとより上手く焼けます。フライパンでは何度か試しましたが、生地を広げるのが難しかった。生地を「トンボ」と呼ばれる木のへらで1回転して丸くのばします。クレープと異なり片面だけを焼き、ひっくり返さないので、生地を薄く、短時間で高温でパリッと焼くのがポイントです。
川上文代先生のガレットの料理本
下記はよく行く山梨県、いつの間にかそば畑が増えていました。そばのニーズが高くなっているのが分かります。
合わせて読みたい記事
まとめ
ちょっと軽めのランチか、ディナーの前菜にはぴったりのメニューです。トッピング次第でとてもおしゃれに見えます。思ったより焼くのは難しいのですが、たくさんトッピングをしたら見えません 笑。しかし食べるときにパリッとした生地が味わえないので残念です。何度も繰り返し練習するしかないですね。ワインはトッピングによって白でも軽めの赤でも合うと思います。生ハムなら赤ワインはぴったりですね。
フランスのワイン生産地はたくさんありますが、ブルターニュ地方ではワインは生産していません。地元産ではシードルが多く飲まれています。リンゴで造るアルコール度数が低めの泡です。
合わせて読みたい記事
コメントを残す