今人気のロゼワインですが、フランスでも若い男性を中心にトレンドになっており、生産量もかなり増えています。暑い夏にはよく冷やしたロゼがぴったりです。華やかな色どりも食卓に生えます。一度フランスのロゼをお試しください。
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ロゼ ダンジュ(Rose d’Anjou) ロワール地方
ロワール地方のアンジュ― & ソーミュール (Anjou & Saumur) 地区のAOC名ロゼワインです。「ロゼダンジュ(Rose d’Anjou)」はロワールの固有品種である「グロロー種(Grolleau)」を主に使ったほのかな甘口ロゼワイン。フレッシュで軽やか、苺などの香りでフルーティで繊細、やさしいアロマが特徴で若のみタイプのワイン。透明感のあるサーモンやオニオンスキンの色に似た美しい色が魅力のロゼ。女性が喜ぶワインとして贈り物もおすすめです。
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南仏プロヴァンス ロゼ(Provence Rose) プロヴァンス地方
マルセイユからニースに至るコートダジュール(紺碧海岸)一帯に西から東に約200Kmに渡り広がるプロバンス地方のぶどう畑です。プロヴァンス地方の特徴は暑く乾燥した地中海性気候で、夏から秋にかけて吹く「ミストラル(季節風)」は年間150日間も吹くことがあります。全体の生産量の87%がロゼワインという一大ロゼ生産地です。フランス国内のロゼワインの42%というシェアを占めています。ミネラルが心地よい辛口で洗練された味わいは、魚介類にぴったりの味わいです。ぶどう品種はカリニャン、ムルヴェードル、グルナッシュ、サンソー、シラーなど。
なかでも有名なのがバンドールでムールヴェードル種を50%以上使用し、グルナッシュ、やサンソーとブレンドします。少しオレンジがかったサーモンピンク色、リンゴや柑橘系の華やかさと赤い果実の香り、ミネラルと酸のバランスがよく、ピンクペッパーなどのスパイスの香りもします。
ブラッド ピットとアンジェリーナ ジョリーがワイナリーを所有する有名なミラヴァル ロゼもプロヴァンスのロゼです。
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タヴェル ロゼ(Tavel Rose)コートデュローヌ地方
コートデュローヌ 南部のAOC クリュ タヴェル ロゼ グルナッシュ40%以上、シラー、ピクプールなどのブレンドで、タヴェルはフランスで評価の高い「辛口ロゼ」のAOCで知られています。色が濃く、いちごやチェリーを思わせるフルーティさと華やかさを持つ、スパイシーでアルコール度数が高い、力強いロゼです。「ロゼの女王」とも呼ばれています。適度なたんにんと上品な酸、果実味との調和が絶妙です。ほとんどのロゼは早飲みタイプですが、タヴェルロゼは5~10年熟成できるものもあります。ローヌ河を挟んで有名なシャトー ヌフ デュ パプ が対岸に位置しています。
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まとめ
ロゼワインはアペリティフに、また和食も含めたアジア系エスニック料理にも合うワインとして知られています。またロゼは最も古いワインとしても有名です。のちに醸造方法が確立され赤ワイン、白ワインへと広がっていきました。
ロゼワインはフランスでは夏に屋外で楽しまれることが多いワインです。淡いバカンスの思い出ワインです。たまにはロゼもおいしいですね。日本では3~4月のお花見の時に桜と同じピンク色ということでよく飲まれるようです。
ブルゴーニュではマルサネロゼが有名です。驚くほど美味しくて、ロゼワインへの考え方が変わりました。
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