ワインの味わいを表現する7つのポイント、初心者向けテイスティングコメントのコツ

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テイステイングコメント – 「味わい」を表現する7つの要素

 

ワインを飲み比べてみたり、コメントを書き留めておいたりするときに7つのポイントでコメントすると初心者でもバランスよく表現することができます。

また「おいしい」「飲みやすい」のコメントから一歩踏み込んで、ワイン好きをアピールすることができます。感動するほどのワインを飲んだ時に、その素晴らしさを何とか伝えたい、そんなときこのテイステイング用の共通言語が活躍します。外観香りのコメントとともに味わいのコメントの時に参考にしてください。

アタック

味わいの第一印象、一口含んだときに感じる印象

「アタックが弱い」「フレッシュな」「みずみずしい」「若々しい」「落ち着いた」「さわやかな」「ここちよい」「やわらかい」「なめらかな」「豊かな」「華やかな」「シャープな」「ねっとりした」「インパクトのある」「力強い」「アタックが強い」「重量感のある」「濃厚な」

酸味

ワインの骨格として味わいの個性を決める重要なポイント。ほどよい酸味は唾液が分泌されて食欲がでます。3つ目の甘味と酸味は互いに強く影響しあう関係です。甘みが強ければ酸が弱く、酸が強ければ甘味は弱く感じます。

冷涼な土壌のワインは「シャープで強い」、温暖な土壌のワインは「太くやわらか」

リンゴ酸などの「シャープな酸」、発酵由来の「まろやかな酸」、「すがすがしい酸」「柔らかな酸」「おだやかな酸」「丸みのある酸」「優しい酸」「フレッシュな酸」「爽やかな酸」「なめらかな酸」「きめ細かい酸」「すっきりとした筋の通った酸」「はっきりとした酸」「酸が高い」「刺すような」「攻撃的な」

甘味

ぶどうは糖分が豊富なため、甘味の表現が大切です

極辛口
辛口
中辛口 酸味が控えめ。どちらかというと辛口
中甘口 少し甘味を感じる、ほんのりとした甘さ
甘口   甘さがしっかりとしたワイン
極甘口 デザートのような甘みを持つ(デザートワイン)

 

渋味(タンニン)・苦味

渋味を味わえるのは赤ワインで、赤ワインの味の構成に重要な要素です。ぶどうの種や皮に含まれるタンニンという成分からきます。タンニンはワインにストラクチャー(骨格)を与え。長期熟成のポテンシャルを約束する成分です。- 若いワインは「収斂性(しゅうれんせい)のある渋味 – 歯ぐきにまとわりつく渋味」、熟成したワインは「溶けたタンニン」

熟成するとタンニンが澱(おり)となって沈殿します。

一方、苦味については白ワインやロゼにも感じられます。

「荒々しい」「粗い」「ざらついた」「刺すような」「タンニンが豊かな」「力強い」「なめらかな」「口当たりのいい」「柔らかな」「サラサラとした」「きめ細かい」「シルクのような」「ビロードのような」(熟成が進んだ極上ワインに使います)

 

フレーバー(風味、果実味)

口の中に広がる香り、ぶどう種に由来するものや発酵や熟成中に造られるもの。フレーバーの一つとして果実味(フルーツ)があります

果実味は「チャーミングな」「軽快な」「フレッシュな」「濃縮した」

「スパイシー」「フローラル」

 

ボディ

ワインの重みコクを表す表現。ワインの構造の大きさを表します。タンニン量、アルコール感、コクや凝縮感などを総合的に評価したものです。

「フルボディ」強く重たい印象を残すワイン
「ミディアムボディ」中程度のコク
「ライトボディ」軽い感じのワインは

余韻(アフター)

ワインを飲み込んだ後に鼻や口の中に残っている風味の持続時間のこと。ワインの価値を決める要素です。よいワインほど余韻が長くなります。9秒以上だと長いと表現します。5秒以下だと短めと表現します。

 

まとめ

ワインはほんの少し知識を得ると今までより更に美味しく飲めるようになります。ワイン好きのお友達とも一緒にワインの会話を楽しむことができるようになります。難しく考えずに、気軽にちょっとだけ意識して飲むことから始めてはいかがでしょうか? 自分の好みのワインのタイプもわかるようになります。

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