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ブルゴーニュワインの中心地ボーヌの北に位置するぶどう畑「サヴィニー レ ボーヌ」
北側にコルトンの丘、南にボーヌに挟まれている「サヴィニー レ ボーヌ」(Savigny les Beaune)ボーヌの傍らという名前のぶどう畑です。あまり知られていませんが、赤ワインの評価はかなり高く、価格もコートドボーヌ地区のためリーズナブルです。
コートドボーヌ地区は白ワインが有名でかなり価格が高騰していますが、実際は赤ワインの方が生産量が多く、価格もコートドニュイ地区に比べるとリーズナブルなものが多いのが特徴です。その中でも日本ではあまり知られていない「サヴィニー レ ボーヌ」はボーヌやポマールなどのメジャーな村と比べて価格も控えめで、安くておいしい繊細なブルゴーニュの赤ワインとしては、まさに知らないと損する銘柄です。
一方白ワインは全体の生産量の10%と市場ではほとんど見かけません。
特級(グランクリュ)はありませんが、22の一級(プルミエクリュ)畑があります
「サヴィニー レ ボーヌ」には22の一級畑,一級でもリーズナブルな価格で、一級を楽しめる銘柄
標高250~400m、北側にロワン川が流れ、南のボーヌの谷間の斜面の上流にある美しい村です。有名で存在感のあるコルトンの丘から少し奥まったところにぶどう畑があります。水はけのよい丘の斜面で、斜面の上部は急勾配な斜面になります。
赤ワインはミネラルの効いた情熱的で力強いタイプから、繊細なタイプまで、畑によって特徴が異なります。ロワン川を境に北と南に分かれています。
ぶどう畑は3つのエリアに分かれて、それぞれ特徴が異なります
北のペルナン・ヴェルジュレス村に隣接する斜面 :南向きの斜面は1級畑、表土は砂利、土壌は鉄分を含んだ白色系魚卵石灰岩。一番有名な最上の「オーヴェルジュレス」(Aux Vergelesses)は鉄分を多く含むため濃厚で複雑なワインができます。同じ斜面でももう少し下の1級「ラヴィエール」(Lavieres), 「セルパンティエール」(Serpentieres)は石灰岩質の泥灰土壌のためやや繊細でエレガントなスタイルができます。
南のボーヌに隣接する斜面 :北東向きで、砂利は少なく砂が多めの土壌。1級畑「レ・マルコネ」(Les Marconnets), 「レ・ナルバントン」(Les Narbantons)は柔らかい果実味を持つボーヌのスタイルに似た味わいになります。
斜面の下に広がる扇状地 :村名クラスのワイン。北側のありロアン川が運んできた粘土石灰岩の崩積層の上にあり、ベリー系のフルーティさや菫の香りが中心のワインができます。
当社が輸入販売するサビニーレボーヌ。1級「Les Peuillets」(レ ピュイエ)はボーヌ村と隣接するサビニーレボーヌ斜面の南側にあります。
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