ブルゴーニュのスパークリングワインのご紹介
泡好きにおすすめのリーズナブルな辛口スパークリング
ブルゴーニュ地方で造られるスパークリングワイン、クレマン ド ブルゴーニュ(Cremant de Bourgogne)をご存知でしょうか?
ブルゴーニュの様々なテロワール(土壌や気候などの自然条件)のブドウをブレンドして造られるスパークリングワインです。シャンパンとほとんど同じ伝統製法を用いて造られます。基本品種もシャンパン同様、シャルドネとピノノワールから造られます。特にシャブリ地区はシャンパーニュ地方のすぐ南に位置しており、土壌や気候が非常に似ています。シャンパンほど価格が高くないので、泡好きにはお勧めです。
ブルゴーニュのワインの生産量の8%だけがこのクレマン ド ブルゴーニュです。生産量が少なく、日本でもあまり見かけません。
最近の日本のシャンパン人気とともに、リーズナブルで美味しいスパークリングとして注目され、少しだけ見かけるようになりました。売上はかなり伸びています。
シャンパンと同じ伝統製法で作られるスパークリングワイン
シャンパンの伝統製法は、通常の過程で造られたワインに酵母と砂糖を加え「瓶の中で二次発酵」(トラディショナル方式)を行います。
酵母により糖分を分解し、アルコールと炭酸ガスを発生させます。密閉した瓶のためガスは外に漏れることなく、ワインの中に溶けていき、地下のセラーの中で3-5年かけてじっくり発酵、熟成され、シャンパンの泡立ちができます。
熟成が終わりに近づくと画像にあるように穴に逆さまに差し込まれ、約2年の間毎日少しづつ回転させられます。瓶の口に集められた「おり」を取り除き、リキュールなどで調整され、完成します。
ほとんど同じシャンパーニュ製法で造られてもシャンパーニュ地方産のぶどうで造られなければシャンパーニュ(シャンパン)と呼ぶことができません。
クレマンのAOC(原産地統制名称)は1975年に取得されました。クレマンの名の由来は「泡が半分取り除かれたシャンパーニュ」。泡が優しく、泡の品質がより高いスパークリングワインです。一般の人が気軽に買える発泡ワイン(スパークリングワイン)としてフランスでは親しまれています。 ブルゴーニュの良質なぶどうで造られるクレマン ド ブルゴーニュは日本ではあまり知られていませんが、一度は味わってみたいスパークリングワインです。もちろんシャンパン同様「瓶内二次発酵」で造られます。
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クレマンには7つの地方の呼称があります
クレマン ド ブルゴーニュ (ブルゴーニュ地方)
クレマン ド ボルドー (ボルドー地方)
クレマン ダルザス (アルザス地方)
クレマン ド ロワール (ロワール地方)
クレマン ド ディ (ローヌ地方)
クレマン ド リム― (ラングドック地方)
クレマン ド ジュラ (ジュラ地方)
クレマンは各地方の名前がついて、地域ごとのAOCで使用可能なぶどうや熟成期間などそれぞれに取り決めがあります。9カ月以上の瓶熟成が義務付けられています。
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まとめ
「瓶内二次発酵」の特徴として泡が小さくてクリーミーなことで、高品質です。スパークリングワインの製法でつくると泡が大きくてすぐに弾けて消えてしまい、並の品質のものです。最も手間と時間がかかるシャンパーニュ方式は瓶の中でゆっくりと時間をかけて泡を溶け込ませるので泡が小さくクリーミーになり、泡が長持ちする高品質なスパークリングワインになります。クレマンのようにシャンパーニュ方式で造られるスパークリングワインはスパークリングワインの中でもクリーミーな泡が楽しめ、お得感あります。
当社が輸入販売するクレマンドブルゴーニュ
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