ブルゴーニュ ブドウ畑の四季の変化

ブルゴーニュ-ブドウ畑-枝もやしの煙

異なる季節に何度かブルゴーニュを訪れ、その四季の変化をまとめました。

秋、収穫後に畑が金色に染まる

ブドウ農家の1年は秋に終わり、秋に始まります。

9月にブドウの収穫が終わり、10月になると急に畑は秋色に変わります。葉の色が黄色、黄緑、赤、赤茶とブドウ畑が色とりどりのモザイク模様になります。そしてブドウ畑はコートドール(黄金丘陵)といわれる「金色」に染まります

秋の終わりがきて、最初の寒さが訪れると葉が落ちて、ブドウの樹はあたかも半死状態のように硬直し、深い冬の眠り、休息期に入ります。

この時期ブドウ農家は9月に収穫したワインの醸造に大忙し。一年で一番忙しい時期でもあります。

また11月には「栄光の3日間」と呼ばれる大きなお祭りがあり、シャリティオークションが開催されます。

冬、枝の焼却の白煙が立ち上がる

1月末のワイン造りの守護聖人、サンヴァンサン祭りが終わったら、2月には、大切な剪定を行う習わしです。2月は最も雨が少なく、3月に入ってもおおむね好天が続くので、剪定というデリケートな作業を始めるには理想的な時期とされています。剪定はブドウの結実をコントロールし、安定させ、質を向上させてくれます。切り落とした枝を集めて枝の焼却の白煙が至るとこで立ち上っています。

このとき針金の調整を行いながら畑を整える作業や、剪定が終わった枝を針金に沿わせて寝かせる「アタッシャージュ(attachage、固定作業)」の誘引作業を行います。

3月に気温が10度を超えた日から「モントル」という樹液が上がり、ブドウの涙として冬眠から覚めた古株が流す喜びの涙と言われています。枝の切り口から樹液が垂れてきます。

剪定前のブドウの樹

 

春、萌芽、そして葉の季節

ブドウの涙が出て、しばらくすると萌芽(ほうが)、4月下旬から5月にかけてブドウ栽培でもっとも重量な作業である「芽かき」(不必要なわき芽を摘み取ること)が始まります。その年の房を付ける芽を、ブドウの樹の勢力によって数を加減し、房の付き具合を予想しながら決定していきます。

芽の部分が膨らんだ後、平均気温が10℃前後になると小さな葉が出てむく毛がのびはじめます。むく毛を投げ捨てて、新芽は緩やかに伸び始め、5月~7月に土が温まるにつれていっきに成長が加速していきます。それからブドウの実が色づきはじめるまで、剪定など畑の作業は毎日続きます。

夏、待ちこがれた開花

この時期のブドウ畑は青々として、光に向かって葉を広げていきます。どんどん丈が伸び、つぼみが見え始め、膨らみ、6月頃、平均気温が20℃になったころに開花します。自分の株にある花粉を使ってめしべが受粉します。(自家受粉)やがてブドウが熟してきます。8月になって色づきが始まるまではブドウの実は葉と同じような色をしています。果粒のサイズが最大になると、シャルドネは緑から透明な黄色へ、ピノノアールは深い紫色になります。

花が満開になる頃から収穫時期まではおおよそ100日間。サンプリングで糖度を測り、畑ごとに収穫タイミングを見極めます。

ピノノアールが少しづつ緑から紫色に変る様子

ぶどうの成長がわかる動画

まとめ

異なる季節にブルゴーニュを訪れて、当たり前ですが、ブドウ栽培は農業なので、とにかく手間がかかることがわかりました。美味しいワインはこの手間から生まれると納得です。
同時に、美味しそうなブドウの果実がなっている様子は、本当に幸せな気分になり、どんなワインができるのか、わくわくします。

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