いちごの季節に手作りのフランスのいちごのケーキ2種、いつもと違ういちごの楽しみ方のご紹介です。
フランスでフルーツはお菓子にして食べることが多い
日本のように品種改良がすすみ、甘くて、形もきれいで美味しいフルーツはフランスではあまりありません。形も不ぞろいで、甘みも今一つのことが多いためか、昔からフルーツはジャムかデザートのお菓子にすることが多く、家庭でもジャムとケーキは良く作ります。
たくさんとれた時はジャムにして、各家庭で保存食として朝食にバゲットにつけるなどして1年中食べます。遊びにいくと帰りにお土産にジャムを1瓶持たせてくれます。
画像は昨年3月にフランスでいちご狩りに行った時の写真です。
フランス人の友人は日本のフルーツはとにかく驚くほど美味しいけど、値段も驚くほど高いと言っていました。フランスではフルーツは日本ほど高くはありません。
日本ではいちごは人気があり、全国の様々な地域の様々な品種のいちごが売られています。競争が少々過熱気味にも感じられます。4月になると価格もかなり下がってきて、お菓子作りにはちょうど良い季節です。
いちごのタルト(Tarte aux fraises タルトオフレーズ)
いちごの季節に手作りのフランスのいちごのケーキ2種を紹介いたします。
まずはいちごのタルト。
粉砂糖を使ったほんのりと甘い、サクサクのタルト生地の上にアーモンドクリーム、その上にいちごチョコガナッシュ(チョコガナッシュにいちごジャムを混ぜます)をのせて、いちごを飾ります。
ポイントはアーモンドクリームやチョコガナッシュを薄めに作ると、軽くて食べやすく、いちごをたっぷりと楽しむことができます。チョコといちごが合って美味しいタルトです。見栄えもよくてインスタ映えします。家族にも喜ばれる簡単なケーキです。いちごはちょうど1パック。失敗なしです。
フレジェ( Frraisier)
フランスのいちごのショートケーキというとこのフレジェ、フランスの伝統的なケーキです。
セルクルにアーモンドパウダーを使った薄いスポンジを下にひいて、いちごとクレームムスリーヌ(カスタードクリーム)を乗せて、同じスポンジで上に蓋をします。いちごは外側に半分に切ったものを飾り、内側にはいちごホールそのままを敷き詰めます。いちごの隙間にカスタードクリームを絞っていきます。隙間がぴったり詰まっていないのはお愛想。まだまだ練習が必要です。
見た目は重そうに見えますが、中は半分以上がいちごなので、軽くて食べやすいケーキです。スポンジの上に彩のきれいなラズベリーのジュレをのせました。ジュレに少しムラがあるのも次回の修正点。いちごは上の飾りを入れて1.5パック使用。
まとめ
日本のフルーツ事情は本当に特殊だと感じます。日本ではくだものは高い贅沢品のように思えます。手作りケーキで違ったいちごの楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか?
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