チリワイン、本数で日本に一番多く輸入されているワイン

チリーワイナリー

世界第9位のワイン生産量であるにもかかわらず、日本への輸入本数がフランスを抜いて2015年から1位であるチリワインについて。チリワインがグローバルマーケットに根付いて20年以上、その後技術力を駆使したプレミアムワインが次々と登場しています。

チリの気候

 

チリは北にアタカマ砂漠、南は南氷洋、東はアンデス山脈、西は太平洋に遮られています。豊かな自然要塞で囲まれていることから、ワイン造りの天敵「フィロキセラ」の害がまったくなく、接木をしないでぶどうが栽培されている恵まれた土地です。世界で唯一フィロキセラ以前のピュアなぶどうが楽しめます。自然要塞により病害が少なく、農薬が少なく栽培でき、オーガニックワインも多く生産されています。

春から秋まで乾季が続く、地中海性気候。ワイン生産地は太平洋に面し、南北に細長い国土のほぼ中央に集中しています。寒流のフンボルト海流の影響を受け、涼しい海風が吹きます。寒暖の差が大きく、日中の気温差が15~20度に及ぶこともあります。

また乾季が長く、雨の心配がないため日照時間が長く、ぶどうの成熟期間がぎりぎりまで長く伸ばすことができるのも特徴です。そのためワインに含まれるポリフェノールはチリ産が一番多いといわれています。

国土の東側に連なるアンデス山脈の雪解け水も、ぶどう栽培に豊かな恵みをもたらしています。収穫は南半球の秋にあたる3月~4月です。

 

チリのぶどう品種

社会主義政府が倒された後、海外資本の誘致と輸出復興を取った結果、品質が飛躍的に向上しました。本場ヨーロッパから有名な醸造家がチリでワインを造るようになりました。以来カベルネソーヴィニヨンやシャルドネを小樽発酵させるようになりました。。

現在チリはフランスのワイン産地のテストのための実験場にもなっています。チリはフランスのように「ワイン法」によるワインの醸造についての細かな取り決めがないため、新しいワイン造りに挑戦しやすい環境が整っています。

全体の生産の3/4が赤ワインで主に輸出されています。チリは海が近く魚介類が多いことから現地では主に白ワインが飲まれています。

黒ぶどう
カベルネソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon) :全体の30%を占める
メルロー(Merlot)
カルメネール(Carmenere) : ボルドー原産でフィロキセラの害により今はチリだけに残されている品種

白ぶどう
ソービニヨンブラン(Sauvignon Blanc)
シャルドネ(Chardonnay)

 

チリのワイン産地

 

アコンカグアヴァレー(Aconcagua Valley): 1年を通して240~300日晴天が続く穏やかな地域、カベルネソーヴィニヨンの栽培が盛ん

カサブランカヴァレー(Casablanca Valley):海岸山脈西側の丘陵地、シャルドネ、ソービニヨンブランとピノノアール

マイポヴァレー(Maipo Valley):気温が高くリッチなカベルネソーヴィニヨンを生む、一番チリらしいワインの産地

ラペルヴァレー(Rapel Valley):海よりのコルチャグアヴァレー(メルロー、カルメネール)と山脈に囲まれたカチャポワヴァレー(カベルネソーヴィニヨン)に分かれます

 

スーパー(プレミアム)チリワイン

アルマヴィーヴァ(Almaviva) チリの巨人コンチャ イ トロとバロン フィリップ ド ロートシルトとの合弁

ドン マキシミアーノ(Don Maximiano) アコンカグアヴァレー、エラスリス社

セーニャ(Sena) スペイン語でシグネチャーの意味を持つ、チリワインの名門エラスリスとロバート モンダヴィの合弁会社「カリテラ社」のスーパープレミアム

モンテス アルファ “M” (Montes Alpha “M”)  コルチャグアヴァレー、MはMajestic, Maximum, Magnificent, Montes、Magigから。ラベルにはシンボルである天使が描かれています

ドムス アウレア(Domus Aurea)  マイポヴァレー ”黄金の家”という意味、チリ現代美術の巨匠ベンハミン リラのラベル画

 

まとめ

 

日本でチリワインの輸入量が増えた理由に、関税の撤廃があります。EUに先立って2007年からチリとはEPA協定を結び、段階的に輸入関税が撤廃され、2019年4月には完全撤廃されています。追いかけるようにEUとも2019年2月からEPA協定が結ばれましたが、先行していたチリは先にかなり恩恵をうけました。人件費が安い国で生産コストも安く、気候に恵まれ、ぶどうの栽培に適しているなど、好条件が重なり、チリから安くて質のよいワインが入手できるようになりました。

また、ヨーロッパ、特にフランス企業の資本や技術が多く導入され、新しい試みなどテスト的な産地としての役割も担っています。ワインの質がどんどん上がっています。

ちなみに日本で一番輸入本数が多いのがチリですが、金額ではフランスです。フランス人は本数より金額の方が重要と強がりを言っています。

最新情報で2019年度はフランスが本数で一番に返り咲きそうです。(日本食糧新聞社 12/6) EPAにより欧州産の輸入が増えており、フランス産が今年に入り急増とあります。反対にチリ産は前年を少し割りそう打とのことです。来年正式な数字が出るでしょう。

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