ボーヌのワインショップで購入したコートドールの12本を別送品で送って飲み比べ、ドメーヌワイン選びの3つのポイント

別送品12本-コートドール

3月にボーヌを訪問した時に行きつけのワインショップ「La Vinotheque」で12本購入しDHLで別送品として日本に送付しました。12本飲み比べの感想です。

異なるAOC, ドメーヌ、ヴィンテージの12本がやっと日本に届いた

コロナウイルスの影響で、タイミング悪くフランス中が直前にロックダウンになり、ワインは2か月間ほどフランスで足止めになっていました。無事に手元に届いたときは、2か月待っていたのでとにかく嬉しく、飲み比べが楽しみでした。別送品は関税がかなりお得、もちろん日本の消費税なしなので、おすすめです。日本に帰国するときに別送品申請します。羽田の税関の方も、お得ですよとおっしゃっていました。ただしフランスのTVA(消費税)がかかるのと航空便の送料は結構高いです。発泡スチロールの箱(箱代別料金15 euro でも安心です)に入ってとどきました。個人的な目的のみで、転売はできませんのでご注意を。

ショップの方におすすめを聞きながら、地下で12本を選びました。すべてドメーヌワインでコートドールから、最後の1本はコートシャロネーズ地区から。
12本は地図の順に北から1本ずつテイステイングしていきました。村名AOCですが、2本だけ1級もあります。

1.フィサン(Fixin) 2015 ドメーヌ ピェールジェラン(Domaine Pierre Gelins)
2. ジュヴレシャンベルタン(Gevery Chambertin) 2016 ドメーヌ アルマンジェフロア (Domaine Harmand Geoffray)
3.モレサンドニ(Morey Saint Denis) 2017 ドメーヌ ピエールアミオ (Domaine Pierre Amiot)
4. ヴォーヌロマネ(Vosne Romanee) 2017 ドメーヌ ジュビヨンシェゾ― (Domaine Chevillon Chzaux)
5.ニュイサンジョルジュ(Nuit Saint George) 2016 ドメーヌ ジュビヨンシェゾ― (Domaine Chevillon Chzaux)
6.アロースコルトン(Aloxe Corton) 2017 ドメーヌ ガストンエピエールラヴォ (Domaine Gaston et Pierre Ladoix)
7.ポマール(Pommard) 2017 ドメーヌ クリストフヴォードワゼ (Domaine Christophe Vaudoisy)
8.ポマール(Pommard) 1級 2015 La Platiere ドメーヌ ファビアンコシュ (Domaine Fabien Coshe)
9. ヴォルネ(Volnay) 2017 ドメーヌ ジャンマルクブレ (Domaine Jean-Marc Bouley)
10.ムルソー (Meursault) ドメーヌ ファビアンコシュ (Domaine Fabien Coshe)
11. ピュリニモンラッシェ (Puligny-Montrachet) 2018 ドメーヌ デテールドヴェル (Domaine des Terres de Velle)
12.メルキュレ (Mercurey) 1級 2018 Les Champs Martin ドメーヌ ポールジャクソン (Domaine Paul Jaqueson)

1本ずつ丁寧に3か月かけてお料理を合わせてテイステイング

それぞれのAOCに合わせたお料理で、週末に1本ずつ丁寧にテイステイングしました。この方法が一番よく味わいの違いが分かるからです。SNSで都度紹介しました、良かったら見てください。

太字の3つの銘柄が飛びぬけて美味しかったワインです。

ドメーヌワイン選びで大切な3つのポイント

1.ヴィンテージが2015,2016のものは美味しいと感じました。逆に2018年のものは早すぎる印象です。ドメーヌワインはどうしても早く出荷して現金化したいため、早飲みタイプで市場に出ますが、できれば、すぐに飲まずにワインセラーで2~3年寝かせてからのむとよいと思いました。本来のワインの良さはある程度熟成してから現れます。特にコートドボーヌの白ワインは全体的に生産量が少ないこともあり、ヴィンテージが若いものしか市場にあまり出ないので、見かけたら購入して、ワインセラーで保管するとよいでしょう。

2.ドメーヌにより醸造方法が異なるため、イメージしていたAOCとは異なる印象のものがありました。なるべく評判のよいドメーヌを選ぶ理由ですね。また、同じドメーヌでもそれぞれAOCの特徴を尊重した醸造方法かどうかもポイントです。

3.ドメーヌが一番得意としているAOCや評判のよいAOCかどうかが選ぶポイントです。どこの村にあるドメーヌか? どこのAOCを一番得意としているのか? この辺を選ぶポイントにするとよいと思います。

一般的に醸造方法が異なるため、赤ワインが得意なドメーヌと白ワインが得意なドメーヌは異なる印象なので、注意が必要です。また、1級や特級畑を所有しているかどうかも確認するとよいでしょう。1級や特級を所有しているドメーヌは村名でも質が高いことが多いです。

ドメーヌ ピェールジェラン(Domaine Pierre Gelins)

フィッサンの1級「クロナポレオン」を造っているドメーヌで、フィッサン村にあります。AOCフィッサンには定評あり、素晴らしいできばえでした。開くまで30分ほど、どんどん香りと味が繊細になり、ジュブレシャンベルタンにも近い味わいでした。おすすめのドメーヌです。ボーヌで35.6Euroでした。12本の別送品の中では中くらいの価格帯でこの出来栄えはお得です。

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ドメーヌ アルマンジェフロア (Domaine Harmand Geoffray)

ジュブレシャンベルタン村にある5世代受け継がれてきた伝統のドメーヌ。村に根ざしたドメーヌで濃いルビー色、複雑で繊細な香り、黒い果実とほどよいタンニン、素晴らしいできばえでした。1級や特級のマジシャンベルタンも所有しており、おすすめです。

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ドメーヌ ファビアンコシュ (Domaine Fabien Coshe)

ムルソー村にあるドメーヌ。本来は白ワインを得意としていますが、ポマール1級 La Platiereは 酸味、タンニン、どれもバランスよく素晴らしい出来栄えでした。この時感じたのは、村名AOCと1級AOCは価格の差があまり大きくないのに、味の差は大きいということ。特級はかなりの価格差があるので、1級はおすすめです。

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まとめ

今回の飲み比べは大変勉強になりました。驚いたのはヴィンテージの影響が大きいこと。はやり飲み頃の熟成を実感しました。今回残念だったワインも2~3年後にもう一度飲んでみたいと思いました。

そういえば、80歳になるフランス人の私のワインの師匠はレストランでワインを選ぶときは銘柄より、ヴィンテージを重視して選んでいたことを思いだしました。

ドメーヌの生産者と話をすると、それぞれに醸造についての考え方があります。それがブルゴーニュワインが生産者により異なるワインが出来上がる面白さでもあります。ボルドーワインとの大きな違いですね。

また次回渡仏の際には別送品をテイステイングしたいと思います。

 

 

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2 件のコメント

  • 残り9本のテイスティングの結果は、引き続き掲載されるのでしょうか。大変興味がありますので、ぜひ、お願いいたします。
    どれくらい前に抜栓したのかなどの情報も提供していただけると参考になります。
    よろしくお願いいたします。

  • UEDA様
    お問い合わせありがとうございます。12本はすでにすべてテイスティングを終えて、今回ブログでまとめを書かせていただきました。1本づつのコメントはTWITTER、FACEBOOK, INSTAGRAMにて画像と共に過去3か月にわたり都度紹介させていただきました。ご興味ありましたらソーシアルにて過去にポストした情報を閲覧ください。ワインセラーに保管しており、白は1時間半ほど前に冷蔵庫で更に冷やし、30分ほど前に抜栓しました。赤は暑い時期だったので、ワインセラーから30分ほど前に出して抜栓しました。食事とのマリアージュを楽しむために2時間ほどかけてゆっくりと食事しながらワインを飲みました。香りの変化も感じられました。渡仏される機会があれば、1本づつ異なるワインが購入できるので、別送品はおすすめです。

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