なぜ日本人はシャブリが好きなのか?

なぜ日本人はシャブリが好きなのか?

残念ながら日本ではシャブリしか知られていない

日本のワインショップでフランスの白ワインを探すと、必ずと言っていいほどシャブリしかありません。シャブリという名前だけで売れるからです。日本ではもはや辛口白ワインの代名詞にもなっています。ワインを飲まない人でも聞いたことがあるほど有名です。和食にも合わせやすいことも人気の一つです。

ワイン売り場に行くとシャブリは2~3種類あり、最近は一級も人気があるそうです。日本のブルゴーニュワイン消費の2/3が白ワインでその6割がシャブリです。シャブリはフランスより日本の方が消費量が多いともいわれています。他のブルゴーニュのAOC村名白ワインに比べると、産量も多く比較的価格も手ごろです。

ブルゴーニュワインの格付AOC

冬のこの時期生牡蠣と合わせていただくと、シャープな品の良い酸味や際立ったミネラル感のあるシャブリとのマリアージュは最高です。

ブルゴーニュの最北端にあるシャブリが牡蠣に合うのは、シャブリ地区がジュラ紀に海だったときに貝殻、特に小さな牡蠣貝殻の化石(二枚貝の化石)を多く含んでいるため、土中に牡蠣化石由来のミネラルが多く含まれ、生牡蠣との相性が良いワインとされています。「キンメリジャン」と呼ばれる白亜の石灰岩質土壌です。

強い土壌の特徴を生かし、テロワールの味を出すために、シャブリ地区では極力樽熟成を使わない醸造法を取っています。樽熟成する場合も期間を短くしたり、新樽率を少なくしたり、古樽を使用したり工夫します。この点で同じブルゴーニュのシャルドネでもコートドボーヌ地区のムルソーやモンラッシェとまったく異なる印象のワインが出来上がります。

シャブリ地区はシャブリの真ん中を通るスラン川を挟んで小さな谷となだらかな丘陵が広がります。このスラン川の東側の方が日当たりがよく、上質なシャルドネができ、価格も高くなっています。

シャブリの4つの格付け(AOC アペラシオン)

 

シャブリ・グラン・クリュ(Chablis Grands Crus)シャブリ生産量の2% 7つの畑のみ
シャブリ・プルミエ・クリュ(Chablis Premieres Crus)17% 79の畑があり、それぞれの畑に土地の個性がある
シャブリ(Chablis)  68% 一番シャブリらしいと言われています
プティ・シャブリ(Petit Chablis) 13% 最もカジュアルでリーズナブルな価格 ステンレス発酵で早飲みタイプ

ブドウ品種はシャルドネ100%です。シャブリやプティ・シャブリはフレッシュなうちに、反対にプルミエ・クリュは5-10年、グラン・クリュは10-15年熟成させると飲み頃になります。

ブルゴーニュにはたくさんの有名な辛口白ワインがあります

シャブリの存在があまりにも大きいため、日本ではそれに隠れて見えないのが他のブルゴーニュの白ワインです。味わってみるとそれぞれ特徴があり、味わい深いものばかりです。

シャブリという名前だけが独り歩きして、他のブルゴーニュの白ワインがあまり知られていないのは残念です。実はブルゴーニュのワインの生産量の20%がシャブリです。シャルドネを中心とした白ワインは全体の61%になります。つまりブルゴーニュにはシャブリ以外にもまだまだ有名な白ワインがたくさんあります

ムルソー(Meursault)、やプュリニ・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)など熟成した白ワインの魅力は奥深く、白ワインの新しい世界が見えてきます。

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