2022年11月、初めてオスピスドボーヌのオークション前のテイステイング会に参加しました
ボーヌの北にある醸造所ドメーヌオスピスドボーヌ
すぐ近くにはボーヌのぶどう畑が見えるところに醸造所はありました。ボーヌの中心から徒歩でも20分くらい。日曜日オークション当日の早朝8時、とにかく寒い日でした。オスピスドボーヌのオークションの時は毎年とても寒いと聞いています。
テイステイング会はこの醸造所の中の施設内で行われます。前日土曜日は一般向けで観光客でも入場可能で、テイステイングをすべて終えるまで3時間はかかるほどの混雑とのことです。日曜日の午前中はワイン業界の人向けで、早朝だったので、比較的すいていました。
醸造所の門の前で入場を待っている人たち。後ろに見えるのがボーヌのぶどう畑

51のキュヴェがテイステイング用に並んでいます
白ワインが少なく高価なこともあり、赤ワイン、白ワインの順にテイステイングします。最初は1階の醸造用ステンレスタンクの横で、順番に地下のカーブ続いています。それぞれのキュヴェにはワインを注いてくれるスタッフがいます。
一番最初の入り口すぐのキュヴェはモンテリー赤、このようにステンレスタンクの横に樽を置いていて、各キュヴェでテイステイングできます。グラスを差し出すとイケメンのお兄さんがワインを注いでくれました。これが地下のカーヴまで51個続きます。


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地下のカーブは圧巻の802樽
一階を一回りすると、階段を降りて802樽がずらっと並ぶ地下のカーブへ。午後にオークションにかけられる樽です。
そしてテイステイングは続きます。地下のカーブの最初はポマールでした。順番に進むとグランクリュ。赤の最後はマジシャンベルタン グランクリュでした。
白に変わるときに水で一度グラスをゆすぎます。白の最初はプイィフュイッセ、最後はバタールモンラシェ
カーブの入り口、中に入ると802樽が並んでいます


赤最後のマジシャンベルタン、白最後のバタールモンラシェ


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まとめ
9月に収穫したばかりの醸造途中のワインなので、味の評価はなかなか難しく。51種ものワインをいっきにテイステイングで、未熟な私には難しすぎるのですが、グランクリュはどれも他とは違うと感じました。グランクリュはどれもとても肉厚でグラマーでした。中でもクロドラロッシュはタンニンや酸のバランスがよく一番印象に残っています。
この後午後2時からオテルデューの前の会場でオークションが行われます。802樽が終わるまで夜遅くまで続きます。
オークションが終了すると、樽は年内に落札したネゴシアンに引き渡されます。ネゴシアンは醸造の続きの作業を行い、2年後にボトリングして出荷されます。
前日設置されたのオークション会場のスクリーン、当日オークション会場はネゴシアンのみが入場できるので、その他の関係者はオテルデューのベッドの部屋でスクリーン越しにみます


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