ブルゴーニュ のワイン樽メーカー フランソワフレールの工場見学

ワイン樽工場フランソワフレール

コロナの影響で、約3年振りにブルゴーニュを訪問。初めてワイン樽の工場を見学する機会を得ました。

ワイン樽工場 Francois Freres(フランソワフレール)

アンリジャイエ氏もお気に入りだったというブルゴーニュで最も知名度の高いワイン樽を製造しているメーカー フランソワフレール。コートドボーヌ南のサンロマンの丘の途中にあります。DRCやオスピスドボーヌもフランソワフレールのワイン樽を使用していると言われています。樽は製造工程のほとんどが手作り、多くの職人さんが働いていました。

工場の前には樽を作るための板材になったオーク材が野ざらしで積まれ、乾燥、熟成されていました。木材の湿気を取り除くためですが、雨ざらしで熟成させることで木に含まれる余分なタンニンが雨水と共に流され、ワインに過度に影響しないようにするためです。

色が濃いのはタンニンの影響で黒っぽく変色したもので、2年以上寝かせることでだんだんと色がベージュ色になっています。

ワイン樽工場フランソワフレール
ワイン樽フランソワフレール

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ストーブを使った焦がしの工程

バラバラの木材を台の上にのせて組み合わせ、下の方のみ金具で仮止めします。ストーブの火の上に仮止めした樽を逆さに置いて、樽の中を焼いていきます。焼き目をつけ、板をしならせ、樽の形に仕上げていきます。更に熱を冷ましながら、仮止めの金具を追加して、樽の形にしていきます。

再度ひっくり返して火の上に置き、逆から焼いて行きます。この焦がしの工程は1時間ほど。このように一つ一つの樽を丁寧に焼いて、樽の形にしていきます。

焼きあがった樽の中は軽く焦げて、まだ暖かく、ほんのりとバニラの香りがしました。

ワイン樽工場フランソワフレールワイン樽工場フランソワフレール

ワイン樽製造の最終工程

 

蓋になる板の作成、板をはめる樽の内側のくぼみ、仕上げの外側の研磨は機械を使っていました。もちろん釘は一本も使用していません。あとはすべて手作業です。
最後に焼印、輸送時の湿気を防ぐためビニールでラッピングして出来上がり。

オーストラリアやニュージーランドなどにも輸出されているとのことでした。南半球は収穫時期が半年ずれているので、工場の稼働にはちょうど良いですね。
船にのって地球の反対側まで届けるわけです。

ワイン樽工場フランソワフレールワイン樽工場フランソワフレール

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まとめ、高価な手作りのワイン樽

 

重さは1樽約50Kg、1樽6,000~8,000ユーロもするとのことです。

木材を寝かせることから始まって、ほとんどが手作りで丁寧に作られており、値段を聞いてもそのくらいの価値はあると感じました。よくワインのテクニカルシートで新樽率が提示されますが、樽そのものがこんなに高価なので、新樽率が高いということはそれだけ製造コストが高いことを意味します。

新樽が高価なので中古樽は需要が高く、シャンパーニュ地方や日本でも中古樽を輸入していると聞いたことがあります。

ワインの生産者によって、木材や焼き方にこだわって、樽を選ぶ話はよく聞きますが。ワイン樽がワインに与える影響はかなり大きいのでこだわるのも理解できました。

ニューワールドのワインはコスト削減のためにステンレスタンクの中にオーク材を浮かせて樽の香りづけをすると聞いたことがあります。

ブルゴーニュワインが高価なのはこのような細部にまで、伝統的な手法で作り上げているからだと思いました。

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