ブルゴーニュ地方の世界遺産、白ワインの村「ヴェズレー」の教会と丘の観光

vezelay-ヴェズレー-サントマドレーヌ大聖堂

新しくAOCブルゴーニュ村名に認定されたヴェズレーは実は有名な観光地でした。パリから270Kmと気軽に日帰りでも行ける距離の観光スポットをご紹介します。ワイン好きな方におすすめです。

ユネスコの世界遺産に登録されたブルゴーニュ地方のヴェズレーの教会と丘

 

1979年にユネスコの世界遺産に登録されたヴェズレー(Vezelay)の教会と丘に行ってきました。ボーヌから車で1時間半ほど,シャブリに近い(シャブリの南)ところにあります。

サント-マドレーヌ大聖堂(Basilique Sainte-Madelaine) はヴェズレーの中心的な丘の上に、建立はベネディクト会士により861年という歴史あるバシリカ式教会堂。(バシリカ式:身廊を側廊によって取り囲み、列柱によって分けるスタイル)その後、ノルマン人により破壊され、ロマネスク様式として再建されました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(キリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路)の始点の一つで、中世には聖地巡礼に向かう多くの巡礼者が訪れた歴史的価値の高い場所です。

またヴェズレーは「フランスで最も美しい村」の一つにも登録されています。ぶどう畑に囲まれた丘の上にある大聖堂はまるで中世にタイムスリップしたような風景です。
大聖堂へのきつい上り坂沿いに並ぶカフェ、レストラン、お土産屋さん、ギャラリーなどお店を見ながらゆっくりと登りました。

サント-マドレーヌ大聖堂の「ティンパヌム」(半円形アーチ)は中世ロマネスク彫刻の傑作

 

大聖堂の正面の扉を入った内側の扉の上のティンパヌム(半円形アーチ)にあるレリーフは中世彫刻の傑作として名高い作品です。キリスト教布教のために弟子たちを世界各地に派遣する「精霊降臨」の場面があらわされており、中央に手を広げたキリストが、その左右に弟子たちの姿が見えます。

その他にも柱頭彫刻が100点以上もあり、ほとんどが12世紀に作られ, そのまま保存されています。

ブルゴーニュ白ワインAOC村名「ヴェズレー」に認定されました

 

ヴェズレーにはシャルドネのぶどう畑が広がり、白ワインの産地としても知られています。帰りにワイナリーでテイスティングさせていただきました。
昨年AOC村名の認定を受けました。シャブリに負けないくらい石灰質が強い土壌が特徴です。まだあまり知られていないですが、その分まだリーズナブルな価格です。見つけたら購入して味見した方が良いワインです。辛口の白は暑い9月にぴったりでした。
日本では一部の輸入業者がほんの少しだけ輸入していますが、なかなか入手できないワインです。AOC村名になると今後少々お値段が上がる可能性があります。

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まとめ

 

世界遺産を訪問するとともに美味しいワインが飲める観光地です。フランスの奥の深さを感じました。教会に向かうのぼり道の左右にたくさんのお土産ショップとレストランがありました。もちろんレストランでは地元のヴェズレーのワインをたくさんの生産者で飲み比べられます。お値段もとても手ごろでした。

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