旅先でガラス吹き体験をしました。気軽に参加できて思い出の作品を持ち帰ることができるおすすめの体験です。
手作りガラス制作がこんなに手軽に体験できる
以前から気になっていた、ガラス吹き体験を、旅先で見つけて参加してみました。
手作りの楽しさを十分に味わうことができました。
山梨県と長野県の県境にある「スクラッチアンドノイズ」、田んぼと山に囲まれた自然の中にガラス工房があります。

12種類ほどの形から1つ好きな形を選びました。コップ、一輪挿し、小鉢、ぐい飲みなど、それぞれにいくつか形がありました。好きな形を選んだら、色選び。2色を重ねたり、アルミで銀を入れたり。好きな色を選びます。私は一輪挿しで白と紫を選びました。時間は一人40分くらい。
高温でトロトロに溶けたガラスに色をのせて形をつくる
長い筒状の棒の先に1200度の高温でトロトロの飴のようなガラスに好きな色の小さなチップをクルクルとまわしながらのせていきます。しばらく作業するとガラスが冷えて硬くなるので、その都度溶解炉で温めなおしてから、作業を再開します。

何度か棒を吹いて空気を入れて、膨らましながら形をつくっていきます。更に上からトロトロのガラスを重ねて、何度か吹いて基本の丸い形をつくります。
一輪挿しの口のくぼみの部分をつくります。

木の板を押し当てて、花瓶の底の部分をつくります。平行にしないとゆがむので注意。作業中は常に左手でクルクルと棒を回してガラスの形が崩れないようにします。左右の手が別の作業をするので結構難しい。ガラスが柔らかいので重力で下に垂れてきてしまうのを避けるためです。手を止めるとすぐに垂れてきます。

別の棒を底に移して、小さなトンカチで棒をたたいて最初の筒状の棒から切り離します。
反対側の花瓶の口を開いていきます。コップや小鉢をつくる場合は、大きく開くのでここはかなり難しい。飲み口になる部分です。

手作りの楽しさ、世界でたった一つのオリジナルのガラス作品
今回は5人で参加したのですが、それぞれに個性が出て、一点ものの良さがでていました。ガラスはゆっくりと冷やさないと割れてしまうとのことで、翌日引き取りに行きました。出来上がりを見て、満足。思った以上に気に入りました。早速お花を活けてみました。

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まとめ
時間があるときに、思い出になるガラス吹き体験をお勧めします。出来上がった作品を見るたびに旅を思い出します。また行きたいなあ。ワイングラスはステムがあるのでかなり上級でないと難しいですね。
ちなみにガラス工房のオーナーの加倉井秀昭さんは東京神楽坂で個展を開く予定。
加倉井秀昭 個展 『昼の酒 夜の酒』
2020.9.24〜29 11:00 〜18:00(最終日17:00)
東京・神楽坂 ギャラリー 坂にて
本日個展にいってきました。とても素敵な作品がたくさん。
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