ニュイ サン ジョルジュ村でも慈善病院への寄付のためのオークションを年1回開催しています。
ニュイ サン ジョルジュ村のチャリティオークション
ブルゴーニュにある2つの慈善ワインオークションのうちの一つ。毎年11月のオスピスドボーヌは世界最大のシャリティオークションとしてとても有名で落札額も多いのですが、こちらのオスピスドニュイは比較的小さい規模で行われます。
コートドールの中でもボーヌに次いで大きな村となるニュイ サン ジョルジュのオークションで、収穫年の翌年、毎年3月の第3日曜日に開催されます。オークションにかけられるワインもオスピスドボーヌと異なり、醸造のタイミング的にマロラクティック発酵中やマロラクティック発酵終了のものになるため、ワインが正当に評価、落札されていると言われています。
樽で取引されネゴシアン(ワイン商)を通してボトリングされる仕組みはオスピスドボーヌと全く同じです。
ニュイサンジョルジュの施設院
1270年に設立された施設院 ニュイ サン ジョルジュ病院(Hopital de Nuits-Saint-Georges)は戦争で破壊されてしまいました。1633年に現在の場所に再建され、人々からの寄付金、寄進で施設を整えてきました。
寄付の中にブドウ畑もあり、病院の横にある醸造所のカーブでワインを造っています。オークションの売り上げはこの病院運営にあてられます。オークション日、午前中にカーブで試飲することがでます。
オークションの会場はシャトー クロ ブジョで、オスピスドボーヌに比べると樽の数も少なく120樽程度となり、ほとんどがニュイ サン ジョルジュ村にある畑のものです。
キューべ オスピスドニュイの醸造家Jean-Marc Moron(ジャンマルク モロン)
こじんまりとして、素朴なチャリティオークション
オスピスドボーヌがカンヌのお祭りなら、オスピスドニュイは素朴な地元中心のオークションですという説明を聞いて、なんとなく理解できました。オークションの規模も小さく、取り扱いにグランクリュがなく、村名と1級のみということもあって、派手さがないようです。特級がない分、価格も低めになっており、入手しやすいのも嬉しいオークションです。
2019年ヴィンテージの落札合計は123樽、161万ユーロ, 銘柄は15(1級10, うち1つは白ワイン, 村名4, 村名ジュブレ シャンベルタン 1)
(昨年2018年ヴィンテージは147万ユーロ)
まとめ
オスピスドボーヌが大きなお祭りのようになっているのと比較すると、馴染みやすいオークションです。
ニュイ サン ジョルジュが好きな方なら参加されてはいかがでしょうか? 当社ではオスピスドボーヌ同様ご希望のお客様に1本からの購入を受け付けます。ご興味ある方はホームページのお問い合わせより直接ご連絡ください。2021年ヴィンテージは入札可能です。ボトリングとお届けは2023年秋となります。
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