コートシャロネーズ地区の特徴、 有名なのはメルキュレ村の赤ワイン

aperitif-フランスワイン

コートドボーヌのすぐ南に位置するコートシャロネーズ地区

ブルゴーニュ5つの地区の中で、コートシャロネーズ地区はシャニイ(Chagny)からサンヴァルラン(Saint-Vallerin)までの25Kmにわたって広がる地域です。

コートシャロネーズの地区名はソーヌ川に面し、ワインの流通を支えてきた河港町、シャロン スュール ソーヌ(Chalon-sur-Saone)の街の名前にちなんでつけられています。この港町はローマ時代から北方と地中海を結ぶ交易の中心でした。現在シャロン スュール ソーヌ市は大規模な産業都市になり、ワイン生産の面影がなくなっています。

コートドボーヌに近いこともあり、コートシャロネーズの土壌、気候、ぶどう栽培、ワイン醸造方法、販売方法がコートドボーヌに似ています。コートドール地区と比べると質の高いワインが大衆的な価格で購入でき、気軽に楽しむことができます。北部はおもに石灰岩質、南部はおもに泥灰質の土壌です。コートドール地区に比べると非常に穏やかな景観で、なだらかな丘が広がっています。赤ワイン、白ワインともに生産しています。

 

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コートシャロネーズ地区5つの村名AOC

ワインの主要な村名AOCは下記の5つ
特級畑(グランクリュ)はないですが、ブーズロン以外は1級(プルミエクリュ)を多数所有する生産地です。シャルドネ種アリゴテ種の白ワイン、ピノノワール種の赤ワインが栽培されています。中でもメルキュレの赤ワインはその質の高さで有名です。

ブーズロン Bouzeron 北部 白ワインのみ(アリゴテ100%、キール酒の材料ともなる)ブルゴーニュで唯一アリゴテ種のAOC「アリゴテ ブーズロン」が認められている村。

リュリィ Rully : 北部 軽やかでフルーティな赤ワイン、白ワイン とクレマン ド ブルゴーニュ (発泡ワイン)

メルキュレ Mercurey : 中央部 赤ワイン、白ワイン 地区で最大の面積を誇るAOC  コートドボーヌの好敵手になりうる品質を持つ、地区で一番有名、一級畑が多くあり、特に熟成タイプの赤ワインは豊かな香りとフィネスで地区で最も高品質とされています

ジブリ Givry :中央部 赤ワイン、白ワイン コートドボーヌの好敵手になりうる品質を持つ、赤ワインメイン。メルキュレよりやや軽め。

モンタニィ Montagny 南部 白ワインのみ、香りが高く、力強さもある、マコネ地区のプイィ フュッセと肩を並べることができます

メルキュレ村のぶどう畑

17世紀から続く歴史あるメルキュレ村のドメーヌ 「シャトー ド シャミレー」、一級畑を所有しています。

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まとめ

コートドボーヌに近く、似た土壌でありながら、比較的リーズナブルな価格で高品質なワインを生産しているのが、コートシャロネーズ地区です。特に一番有名な中央部のメルキュレの赤ワインは熟成タイプで、コートドール地区に比べて気軽に楽しめるワインです。

ちょっと前までメルキュレはコートドボーヌにあると思い込んでいたくらい、美味しいワインです。ぜひお試しください。

当社が輸入販売のメルキュレ、白ワインもあります

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