ぶどうの収穫、なぜブルゴーニュは手摘みにこだわるのか?

シャルドネ-ブドウの収穫

昔ながらのぶどうの手摘みはいまでも行われている

2018年9月、丁度収穫時期にブルゴーニュを訪問し、収穫や醸造を見学する機会に恵まれました。
通常この時期は忙しく、見学はできないことが多いのですが、特別に見せていただきました。

コルトンシャルルマーニュ、丘の上の方のぶどう畑にて手摘みしているところを車で通りかかりました。様々な国の方がお手伝いに来ているそうです。
ぶどうの収穫は畑によって若干の時期に差が出るため、毎日異なる色々な畑を回っているようです。みんな手にハサミをもって、バケツに入れています。
コルトン一帯はほとんど収穫は終わっていましたが、この丘の上だけ残っていました。収穫は年によって白が先の時、赤が先の時と状況によって判断するとのことです。
ここのところの地球温暖化により、年々収穫が早まっているとのことでした。(ひと昔前より約1か月は早まっている)

ぶどうを一粒食べてみるととても甘くて、日本ならそのままデザートで食べてしまうのに…と思うほど甘かったです。

熟したぶどうは取り扱いが非常にデリケート

 

人が丁寧に切るのがブルゴーニュ。この後切り取られたぶどうはすぐに車で醸造所へ運ばれ、その日のうちに次の工程に進みます。この時間が10分でも1時間でも短い方が良いとされており、時間の経過とともにぶどうは劣化すると言われています。この日もかなり暑い日でした。なるべく近くに醸造所があることが望ましいようです。

もちろん機械による収穫も行っていますが、Grand cru, 1er Cruはもちろんのこと、村名や地域名でも有名なところのほとんどは今でも手摘みです。手間をかけると美味しいワインになるようです。

醸造所に運ばれたぶどうはベルトの上に乗せられて、不要なものとの仕訳作業を行います。

同じぶどう畑ですべてのぶどうが熟しているとは限らない

ルペ・ショーレのモノポールで1/3ほどぶどうが残る畑を見かけました。理由は熟していないぶどうが混ざると質のいいワインができないから。まだ熟していないぶどうは手摘みの際に残しておくとのことです。この細かい作業が美味しいワインを作るんですね。モノポールは醸造所に隣接しているので、できることかもしれません。

ワイナリーの方がワインの醸造は職人技(アルティザナ Artisanat)ですと説明されていました。1年で一番忙しい時期であり、一番大事な時期に、しっかりと職人技が生きるのは素敵だなと思いました。この職人技がブルゴーニュワインを支えているのが理解できました。

オーコートドニュイのピノノワール、機械による摘み取りがしやすいようにぶどうの樹を高めに植えている

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