コートドボーヌで一番エレガントな赤ワイン、ヴォルネ

ヴォルネイーグラスワイン

コートドボーヌの銘醸赤ワインとして知られているポマール村の南隣にあるヴォルネ(Volnay ヴォルネイと表記されることもあります)の赤ワインのご紹介です。

ルイ11世が愛した赤ワイン ヴォルネ

コートドボーヌの赤ワインと言えば、唯一特級がある「コルトン」の次に偉大な畑として、ポマール(Pommard)ヴォルネ(Volnay)が有名です。コートドボーヌは今では白ワインの方が世界的に有名になり、白ワインに隠れてあまり話題になりませんが、実は赤ワインの歴史は古い村です。

ヴォルネ村は11世紀初め、カペー朝ブルゴーニュ伯爵家のシャトー周辺に築かれたのが始まりで、コートドールの中で歴史的意義が最も大きい村です。まだコートドニュイの赤ワインが名をあげる前の1300年代ではヴォルネのワインがブルゴーニュで最高とされ、王侯貴族を喜ばせていました。1328年のブルゴーニュ公国の戴冠式にもヴォルネのワインが振る舞われました。

1477年フランス王ルイ11世がブルゴーニュ公国を倒してフランス王国に併合した際に、ルイ11世が真っ先にヴォルネのワインを没収し、独り占めにしたほどヴォルネが好きだったとされています。

このように歴史ある地区のため、昔から誠実にワイン造りを続ける名手が多く、ブルゴーニュの中でもトップクラスの品質のドメーヌが数多くあります。

昔ながらのヴォルネのスタイル vs リッチなヴォルネ

1990年代くらいまでは、村の造り手が2派に分かれて、リッチで濃厚豊潤な、ワイン評論家好みの赤ワインを目指した造り手と昔ながらのエレガントで清純、洗練さを指向する造り手に分かれていました。この2派のワインはかなり異なるために、飲んでみて驚くことも度々ありました。古酒を飲むときは要注意です。

今は昔ながらのエレガントで女性的なヴォルネのスタイルで統一されています。評論家が喜ぶような派手さはありませんが、繊細で可愛らしく、タンニンのしなやかなワインになっています。
そのため、価格は比較的リーズナブルで、生産者の誇りが高く、樽売りする生産者が少なくネゴシアンにも荒らされていないAOCです。

 

南東向き急斜面のぶどう畑、半分が1級畑

ヴォルネのぶどう畑は栽培面積は210haと小さく、標高差は大きく、標高225m~375mにわたってひろがり、斜面中腹に一級畑(栽培面積の半分)が広がっています。最良の一級畑は標高240m~300m付近に位置しており、全体的に南東向きの水はけのよい急斜面になっています。高地にある村で隣のポマールを見下ろすようにあります。ムルソーの北に位置していますが、ピノノワールのみの赤ワインを生産しています。特級はありません。

有名な一級畑
クロデデュック(Clos des Ducs) : ヴォルネを代表する畑。ヴォルネの違いを囲むヴィラージュといわれるエリアに位置し、昔の侯爵の所有畑。表土にチョーク質もあり、村で一番エレガントで香り高い。
レカイユレ(Les Caillerets):女性的といわれるヴォルネの中でも軍を抜いて女性的なワイン。ムルソーに近い南部のエリア。
シャンパン(Champans) : 発泡ワインのシャンパンとは全く関係ないが、名前が似ていてよく知られている。ムルソーに近い南部のエリア。

鮮やかなルビー色の赤ワインで、スミレ、チェリーのような繊細なアロマの芳香、溌剌とした穏やかな味わいが特徴。早熟で、飲み頃は村名で5~10年、一級で10~20年程度といわれています

当社輸入販売のヴォルネ

コートドボーヌの隣同士の赤ワインにも関わらずまったく異なる味わい

コートドボーヌの赤ワインで隣同士の畑でありながら、まったく異なる味わいでよく比較されるのが、ポマールとヴォルネです。ポマールはタンニンが豊富でフルボディな男性的な赤ワインに対し、ヴォルネは柔らかなタンニンや繊細さを持つ女性的な赤ワインとして「コートドボーヌの女王」と呼ばれています。

基盤となる石灰岩が北側に隣接する白ワインを生み出すムルソーやシャッサーニュモンラシェのものと重なっていて、そのためデリケートでエレガントなスタイルに仕上がります。土壌は斜面上部が石灰岩土壌、丘を下るとアルゴヴィアン階の白い石灰岩で麓は鉄分を含む赤みを帯びたバトニアン階の石灰岩土壌です。

まとめ

昔から「ブルゴーニュ ワインのことを全く知らず、造り手も、ぶどう畑のことも、さらにヴィンテージについても見当がつかないのであれば、ヴォルネの1級ワインを買うのが最も手堅い。」といわれるくらい優れた一級畑が多く、素晴らしい造り手に恵まれた土壌です。

またヴォルネはコートドニュイでエレガントな女性的なワインとされるシャンボールミュジニともよく比較されます。シャンボールミュジニは透明感溢れる清らかなイメージの一方、ヴォルネはより土の印象がある落ち着いた仕上がりです。

あまり日本で知られていないですが歴史は古く、お隣のムルソーの白ワインの価格を考えると価格もリーズナブルでおすすめです。

歴史を振り返ると時代により、ワインのタイプに流行りがあることがよくわかります。今は世界的にエレガントなワインが流行になっています。

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