クロドヴージョ(Clos de Vougeot)、シトー派修道院によって開墾されたブルゴーニュの特級畑

シャトー デュ クロ ド ヴージョ

ブルゴーニュ、コートドニュイ、ヴォーヌロマネの北に位置し、一番多くの特級(グランクリュ)を多く生産している村、ヴージョ村について。

ヴージョ村は12世紀にシトー派修道院によって開墾され、ワインの歴史がスタートした村

12世紀から始まるシトー派によるブルゴーニュの優れたワイン造りの歴史がスタートした場所です。ヴージョ村にはシトー派修道院によって12世紀に建てられたシャトー デュ クロ ド ヴージョがあり、シャトーを囲むようにぶどう畑が広がっています。

その中でも高い石垣の壁で囲まれた区画、「クロドヴージョ」はすべてAOC特級畑に格付けされており、ヴージョ村約65hlのうち50hlを占めています。

このルネッサンス様式のシャトーはもともとシトー派修道院の醸造所跡でもあります。今は「ブルゴーニュ利き酒騎士団」(シュバリエ ド タストヴァン)に譲渡され、騎士団の本拠地、兼ワインの歴史博物館になっています。今はワインを醸造していませんが、ブルゴーニュの歴史のシンボルにもなっているシャトーです。

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フランス革命後に競売に掛けられ、今は80人以上の所有者がいる

ヴージョ村のぶどう畑はフランス革命後にシトー派修道院から没収され、競売に掛けられ、歴史の中で何代か取得と売却を繰り返し、細分化され、現在は80人以上もの所有者がいます。

同じグランクリュでも標高差が4mほどあり、なおかつ生産者の数が多いことから、一時出来栄えに差が出てしまい、評判を落としたこともありました。今はラベルにしっかりとドメーヌ名(生産者名)を明記することで評判を取り戻しています。いまでも生産者により個性が異なるワインができています。同じ銘柄でも作り手によって味が異なります。価格も結構差があります。

現在クロドヴージョの最大の所有者はシャトー ド ラ トゥール(Chateau de la Tour)の5.48hlでクロの中に小さなお城があり、唯一クロ内でワインの醸造を行っています。

下記はシャトードラトウールの窓からクロドヴージョ畑の眺め

 

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ヴージョ村のぶどう畑の特徴

ヴージョの畑は東向きにあり、標高235~160メートル。

上部は茶褐色の石灰岩(コンブランシアン石灰岩)で小石が多く水はけがよい
中間は砂利が多く
下部は粘土質が多く

シトー派修道院の時代にはそれぞれ「教皇の畑」「王の畑」「修道士の畑」として分けていました。つまり斜面の上部と下部は土壌の良しあしがあります。ただし80以上の生産者がいるため、下部から素晴らしいワインを造る生産者もいます。

ほとんどがピノノワールで赤ワインを生産しており、8割がグランクリュというブルゴーニュでも他に例のない村です。ブルゴーニュの特級畑としては最大規模です。上部はシャンボール ミュジニに、中間はグラン エシュゾーに隣接しています。ブルゴーニュでも非常に条件のよいロケーションに位置したぶどう畑です。

 

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まとめ

作り手によって味わいが異なるというもっともブルゴーニュらしいワインだと思います。ボーヌを訪問した際に2度ほどシャトー ド ラ トゥールでテイスティングさせていただきました。古いヴィンテージは残っていなく、比較的新しいヴィンテージ2014年(訪問したのは2017年)だったのでまだ若かったのですが、赤や黒の果実味が肉付きよく、スパイスの香りがする長期熟成型ワインでした。
1本購入すればよかったと後悔しています。

 

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